椎間板ヘルニアはブロック注射と体を動かすことが大事

椎間板ヘルニアは人によっては癖になってしまい、数か月後または1~2年以内に再発、なんてことも少なくないと聞いています。

即効性があるのは、神経ブロック注射です。注射自体はかなり痛いものですし、また腰より下(お尻の、筋肉が少ない部分)に注射を打つので、初めてのブロック注射は驚いてしまいます。注射後も10分ほど動けません(安静にしてるようにとの指示があります)。
ですがその痛みに耐えると、効く人は1回でで痛みを感じなくなります。それでもまだ何となく痛みを感じる場合は、1週間~10日空ければ再度ブロック注射を受けることもできます。3回ほど注射をして、完全に痛みが消えたこともあります。「注射は痛いけど、その瞬間に耐えられれば・・・」と思えば我慢できます。

痛みが消える、または弱まってきたら、運動です。つまりは腰骨を支える筋肉を強化するのが目的となります。

と言ってもジョギングやマラソンのようなものではなく、まずは部屋でできる腰痛体操などがいいです。これはインターネットで検索するとけっこうヒットします。朝、目覚めてその場で軽くできるものもあります。いきなり強めの運動をすると、別の意味で腰を痛めてしまうことにもなりかねませんので、まずは軽めの運動からです。当然ながら、無理はしないことですし、軽い痛みを感じる場合はそのまま続けない方がいいです。できる範囲で動ける体操を、ということを考えればいいと思います。

ウォーキングはいいと思いますが、姿勢に気をつけて歩きましょう。できれば通勤中や買い物中ではなく、ウォーキングの時間を取った方がベターです。なぜかと言うと、荷物はない方がいいからです。体に荷物という負担がない状態で、腰を曲げないようにそしてまっすぐ颯爽と歩くことを意識できればいいそうです。

一番いいのは水泳だそうです。軽めに泳ぐか、プール内での水中ウォーキングがいいそうです。体全体にバランスよく負荷がかかり、腰の強化には効果があるようです。

一番ダメなのは、痛いからと言ってそのまま我慢し続けることや、「仕事があるし」と病院にかからず放置すること。その痛みをカバーしようと、身体のほかの部分に要らない力がかかってしまうと、別の痛みを引き起こす可能性もあります。

注射などで痛みが引いた後、「楽になった」とダラダラ過ごすのも厳禁。また同じことの繰り返しになります。部屋の片づけでもいいですし、とにかく身体を動かしましょう。腰痛とはそうやってつきあっていかなくてはなりません。

そういえば、埼玉県で椎間板ヘルニア治療で非常に有名な接骨院があるらしく、全国から患者さんが訪れるとか。

あまりにも症状が改善されないような場合は一度そのような所を訪ねるのもいいかもしれません。

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