台湾での貴重な引越し体験
先日台湾に住んでいる友達とランチをした時の話です。
友達は台湾で友人とルームシェアをしていますが、当時住んでいた部屋の契約をしていた女性が他国に引っ越す事となったそうです。
契約を彼女以外の住人に変更してみんなで住み続ける事ができないか、大家さんと交渉したそうです。
台湾では一つのマンションの部屋ごとにオーナーが違う事があり、各オーナーが一部屋、あるいは数部屋所有している所が多々あるみたいです。
友達は部屋のオーナーと交渉しましたが、オーナーは友達が住んでいる部屋を近々売却予定で、2-3ヶ月以内に退去をお願いしたいとの事。
友達は急に聞かされた話でビックリしたみたいですが、このくらいの事は台湾では日常茶飯事だそうです。
急遽引越しを考えなくてはいけなくなりました。
引越し先のあてはないものの、現地でできた友人たちに事情を話すと、ルームメイトと住めるマンションを探してあげると言ってくれたそうです。
友人たちに頼ってばかりもいられない、自分たちでも探さなきゃと思っていたみたいですが、マンションの管理人さんや、事情を知っている大家さんの友人が声をかけてくれ、近隣のマンションの一部屋が空いているのでそこに住めるよう交渉してあげるよ、と思ってもみないところから引越し先が見つかる事になったそうです。
実際その部屋を見て、十分な広さと部屋数だったのでそこに引っ越す事に決めたようです。
広さと部屋数はバッチリだったものの、問題は前に住んでいた人が残していった家具や絵など調度品の数々。
古くて使えないものや、全く趣味の合わないものばかりで片付けるのが大変だったと言っていました。
また、前の住人が去ってから時間が経っていたようで、ホコリなどの汚れもひどく、住めるようになるまで掃除や片付けに追われる日々との事でした。
引っ越しできるようになるまで大変だったようでしたが、住んでいた家からとても近かったので引っ越し作業が比較的楽に終わったそうです。
自分たちで細々としたものを運び、大きな家具は友人たちが休日を利用して運ぶのを手伝ってくれたようです。
このようにして自分達の条件にピッタリ合った部屋を見つけることができましたが、海外での引越しという貴重な経験ができたと同時に、現地の人の温かさや人との繋がりに触れる事ができたと喜んでいました。
管理人さんや大家さんの友人が友達の引越し先を心配し探してくれましたが、友達を含めルームメイトがその事を彼らに話した訳ではないそうです。
しかし、彼らは友達の事を聞きつけ親身になって引越し先のツテを当たってくれたそうです。
良い意味ですが、人の事に首を突っ込みお節介を焼いてくれる、台湾の人達の気質や人と人との距離の近さをこの度の引越しでしみじみと体感したそうです。
退去を命じられた時はこの先どうなるものかと思ったみたいですが、台湾では急な引越しもどうにかなるんだなと、台湾の新たな一面を知る事が出来てよい体験だったそうですよ。
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